やっちゃんの読書日記

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これ、いったいどうやったら売れるんですか? 永井孝尚 読んでみた! No4

 

これ、いったいどうやったら売れるんですか? (SB新書)
 

 

あの行列のプリン屋が赤字の理由〜価格戦略

・安くて美味しいプリン屋なのに赤字
→毎日200個がすぐ完売。味も美味しい連日行列ができる。
 
しかし、店主は日中トラックの運転手をしている。
つまり利益度外視の安さを実現しているため赤字になっている。
 
利益=売上ーコスト
ここで考え方として、「コストは事実。売上は戦略」という考えかたを持つことが大切になる
マーケティングの発想で価格戦略をじっくりと考えるべき!
 
価格を決定するための方法
・コスト基準型
→コストがいくらかかるから利益をいくらにするという考え方に基づいて決める方法。
メリットは価格を簡単に決めることができる。
デメリットは、他者の価格を考えていないこと。→割高と買い手に思われてしまうとその値段ってどうなのと思われ、売れなくなってしまう。
 
・価値基準型
最初に「こんな価格でこんなものを作ろう」という考え方に基づいて決める方法。
メリット→顧客視点で価格を決めるので、お客さんのニーズを捉えやすい。
デメリット→コストの範囲で商品を作るのは意外と難しい。
 
・「安さ」と「ブランド」の両立は難しい。
例)ユニクロ=安いのイメージが強すぎて、「ブランド」思考に転換しようとしたが、失敗。
 
価格以外のプリン屋を繁盛させる方法
①トッピングをつける
→オプション製品の価格設定。
②プリン教室を開く
③レシピを出世払いで売る
 

・商売が収益をあげて継続でき、成功するかどうかは、価格戦略次第、マーケティング次第

 

これ、いったいどうやったら売れるんですか? (SB新書)