やっちゃんの読書日記

読んだ本を紹介するブログ

「これからの世界をつくる仲間たちへ」 落合陽一 を読んだ!

落合陽一さん

筑波大学の大学学長補佐であり、実業家でもある落合さんの

「これからの世界をつくる仲間たちへ」を読んでみました。

 

コンピューターが発展して、今までの日本人にとって普通だと

思っていた生き方では、この時代を生き抜くことはできないんだということを

感じさせてくれました。

 

AIとかインターネットとか進んでるから、これからの世界は、もっと大きく変わるんだろうなぁ。。。

今の仕事のままで、これから大丈夫なのかな?と

漠然と疑問に思っている人に、ぜひ読んでほしい良書です。

 

この本で一番印象に残っていることは、

これからの時代は、「クリエイティブ・クラス」にならなければいけない。という部分

 

今までの仕事は、ブルーカラーと、ホワイトカラーに大別されていて、

ホワイトカラーは、ブルーカラーの人よりも給料が高く、ランクといったらいけないかもしれないですが、ランクが高いとされてきました。

 

しかし、これからAIが発達すると、ホワイトカラーの方がやっていた仕事というのは、

コンピューターに奪われ、管理職の方の仕事は、なくなり、そのホワイトカラーに

支払われていた経費が削減し、代わりにブルーカラーの方の給料が上がると著者は、

考察されていて、非常に衝撃を受けました。

 

確かに、単純計算や今までの事例の中から最適解を見つけ出す力は

人間よりもコンピューターの方が明らかに早くて正確であり、人間と違って

電気さえあればずっと働くことができる。

 

この事実をこの本で突きつけられ、ああ今までの通り、自分の親が生きてきた時代の

生き方をなぞるだけでは、仕事がなくなってしまうという危機感がより一層強くなりました。

 

 

じゃ人間は、コンピューターに負けないためには、

何をすればいいのかというと、人間とコンピューターの違いを知らなけれないけない。

つまり、

人間とコンピューターの大きな違いは何かというと

人間にはモチベーションがあるが、コンピューターにはないという点。

 

モチベーションというとやる気や動機といったもので、

つまり、

コンピューターは、この作業をやりたいという感情で作業をすることが

ないということなのだそうです。

 

しかし、この違いが何の意味があるのかというと

仕事においてこの作業を効率するためには、どうしたらいいのかなと考え、

ここが原因で、作業が効率よくすることができないのだと気づくことが、

コンピューターにはすることができない。

 

つまり、「小さな問題を見つけ出す」という行為を行うことができない

この「小さな問題」を人間にだけが見いだされるのだ。

 

ここで疑問になるのが

どのようにして「小さな問題」を見つけ出せるのかというと

全ての物事の仕組みを考え、何がどうなってこの結果が出るのか?という

疑問を常に頭の中に浮かべ、毎日の生活をすることが

コンピューターに使われる人生から抜け出すコツなのだそう。

 

物事を常に「小さな問題」を見つけ出すために、

思考を続ける体力を強化することが、今の時代を生きている若者には、

もっとも必要な能力なのだそうだ。

 

この能力を持ち、専門性の高い人物のことを本書では、

「クリエイティブ・クラス」とよんでいました。

 

この本を是非呼んで、

今のクラスから抜け出し、クリエイティブ・クラスになるため

日常を生活したいと思いました。

 

これからの世界をつくる仲間たちへ